2017 / 10
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あたし北山広子、公立中学の2年生。
平凡な中学生、どこにでもいるフツーの中学生。
加えて名前もどこにで・・・・
イヤこれに関しては全国の【北山広子さん】からクレームが来そうだからこれ以上はノーコメント。
それに両親が一生懸命考えてくれたであろう最初のあたしへのプレゼントだからね。
個人的には結構気に入っている名前。
性格は自他共に認める明るく・社交的。
苦手なものは5本以上の足を持つ生物。
どんなの?と聞かれても想像してぶっ倒れそうになるくらい苦手。

部活はオケ部に所属、中学でオーケストラ部があるなんて珍しいかも。
担当は一応・・・・フルートだけどあたしにはコレが苦手で。
父親似なのが災いして、唇が厚いときている。
フルートは唇が薄い方が良いらしいし今更、どうすることも出来ないし・・・。
このためだけに唇のプチ整形を親に提案しても…
イヤその先のリアクションが怖くて言い出せないかも。

学校の成績は中の上くらい、小学生の頃から近所の学習塾に通っていてこの成績だもん。
「じゃぁ、通っていなかったら、どうなっていたのよ!?」と、よく母親がこの冗談を言ってくる。
でも目は笑っていないんだよね~。
コレに関してはあたし自身も色々考えても仕方がないから、日々精一杯努力するのみ。


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学校は好きだし、小学校からの友達もいるし・・・
当たり前なことだけれど、よほど体調が悪くなければ毎日学校へ行く。

そうそう、小学校からの親友で南愛子・通称愛ちゃんとはクラスが中1から一緒。
部活も同じで、愛ちゃんはバイオリン担当。
小さい頃からバイオリンを習っている愛ちゃんはコンサートマスターのポジションにいる。
いや~、花形だね~、愛ちゃんに憧れている後輩・同級生はワンサカいるんだよ。
愛ちゃん!それに貴女は気が付いていないでしょう??
他のオケ仲間とも話していたけれど・・・まったく罪作りな愛ちゃんだわ(笑)


私達は高校も出来れば同じところに行きたいと思っている。
彼女と同じレベルにするためには・・・・・!?
私は受験まで死に物狂いで勉強しなければならないみたい。
あぁ・・・誰かここだけは助けてぇ~~~

愛ちゃんはどちらかといえば大人しくて秀才タイプ。
成績も必ず学年でベスト20には入っている。
こんな私でも『親友』として付き合ってくれてありがたいことです。


親友も含めてクラスメートと仲良く平凡に学校生活を送っている
あたしは授業が終われば部活へ行き、その後帰宅してから塾の日は塾へ行くと毎日。
来年は高校受験だからじわりじわりとゆる~く投げかけられている
親からのプレッシャーをかわしながら平凡に且つ楽しく過ごしている。


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そんな毎日を明るく元気に過ごしているあたし。


唯一の弱みというか、コレに関しては出来れば触れて欲しくないというか・・・・
まぁ、言い替えれば・・・・・
必要以上に敏感に反応してしまうようなことが半年ほど続いている。
愛ちゃん曰く「そんなに続いているんなら、認めちゃいなよ」って言うんだけれど。
あたししてみれば認めたくない、本当に認めたら困る!
というか自分に負けるというか・・・・
イヤ、別にガチンコ勝負しているわけではないんだけれど。

今まで自分にとっての初恋は入学当時から
憧れている陸上部の東野先輩だと思っていたんだよね。
でも、ここ半年ほどのあたしの行動パターンを見て愛ちゃんが
「ヒロちゃん、違うんじゃないの?」って言うから~~
もっと挙動不審になって行動がおかしくなっているかも・・・・
もう既に自分自身の行動パターンが読めない日々。

そんなあたしを見て、愛ちゃんはいつも笑うのよ。
お願い、愛ちゃん、あたしで遊ばないで~~~。

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あたしの中学校の音楽室(オーケストラ部@活動場所)は
校舎の4階部分のほぼ中央に位置している。

フルート担当なのにフルートが苦手なあたしは、
部活が始まる時間より早めに教室に入って自主練をするわけで。
各々、自主練するときは『自分の場所』でやるのだけれど、
あたしの場合、窓の近くで・・・
実はここは校庭が一望に見えるところ。
自主練している傍ら、憧れの東野先輩の勇姿が見られる特等席。
春先はそよそよ風が吹いてき
てフルートの練習するより日向ぼっこしている方がずーーーっと良い。
そう、日向ぼっこしながら東野先輩を見られるなんて・・・なんて至福なひと時~~~♪
と、思っていたには半年以前のあたし(らしい!?)

愛ちゃんの目には・・・・
あたしが校庭を見ている片手間にフルートの練習しているように見えるらしい。
いや!断じてそれはないから!!と・・・・
声を大にして、胸張って言えない自分もいたりするんだよね。

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愛ちゃんの言う、この頃のあたしってば・・・・
東野先輩を見ながら、もう1人の陸上部員を探しているそうな。

そう、それは・・・・西 雄輝(にし ゆうき)。
あたしの最も古い友人、イヤ友人とは言えない幼友達・・・・。
これもちょっと当てはまらない。
母親同士があたし達を妊娠中からの友達だったらしい。

雄輝はあたしが住んでいる街のかなり大きな総合病院の跡取り息子で
あたしもそこで生まれたってわけ。
あたしと雄輝の誕生日も近いし、幼稚園も同じ、クラスも同じ【もも組】で。
あの頃の雄輝は、あたしより体つきが小さくて
今みたいに特にスポーツをやっていたわけではなかったから
小柄で痩せていた印象だったっけ。
クラスのやんちゃな男の子のからかわれるターゲットになっていて
いつもピーピー泣いていた。
その度に何故かいつも「ヒロちゃーーーーん!!」って、
あたしに助けを求めて泣きついてきた。
こういう日は決まって帰り道もベソかきながら、あたしと手を繋ぎなら歩いて帰った。
幼心にもあたしは、毎回「イジメタやつをとっちめてやる!!だからもう泣かないでね」
と、正義の味方の如く庇っていたんだよね。


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紫苑あかね

Author:紫苑あかね
恋する人たちの切ない想いを描いています。

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