2017 / 10
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Page.71

※漫画「王家の紋章」に登場するキャラを題材にしました。



出逢いは、偶然を装うものだった
妹姫の行方を追い砂漠の国までやって来た

私に警戒心を抱く事も無く、むしろ興味を示して来た。
王を狙うと見せかけて暗殺未遂程度の騒ぎを起した。

初めは復讐のために浚って来た
だが、恋とはなんと不思議なものか

はじめは興味本位だった。
しかし気が付けば、そなたの容姿に、英知に惹かれた。

私の持っているもの全てをそなたに差し出そう。
そなたが望むもの全てを手に入れよう。

だから、そなたの愛が欲しい。
私の前で輝くような笑顔を見せてくれ。

私の差し出した手指の間から砂が零れるよう
私のそなたへの愛が届かずに足元の地に吸い込まれてゆく。

せめて・・・・
夢の中だけでも愛されたい。

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Page.84

※漫画「王家の紋章」に登場するキャラを題材にしました



この世界に迷い込んでしまったわたし
初めて朝陽の中であなたを見たの

あなたの宮に連れて来られて
恐怖に慄き震えているわたしの姿は
あなたの瞳の中にどう映ったの?

復讐のために浚われて行った
わたしのために戦争をおこした
その戦場はあなたの瞳にはどう映ったの?

暗い地下牢の中で再びあなたに逢えた時
喜びで心が震えたわ
仄かな明かりの中であなたはわたしを見つけてくれた

愛に満ちた瞳でわたしを見つめ
力強い腕で暖かい胸に優しく抱き締めてくれた
もうこれ以上何も望まない

あなたの瞳にわたしが映っていられるのなら
ううん、それだけが私の望みなの
今の私は、あなたの瞳にどう映っているのかしら?
あなたへの愛が溢れている私が映っていることを望むわ

愛しているわ・・・・あなたを永久に

Page.167

※漫画「王家の紋章」に登場するキャラを題材にしました。




そなたを自分の胸の中に抱え込むように眠る。
それがどんなに心休まることか・・・・


毎晩、そなたのほうが先に床につく。
私の事を思うてか、寝台の奥の方にまるで猫が丸くなるように小さく横を向いて眠る。
部屋の灯火はごく小さく抑えられている。
扉を開け、足音をしのばせ寝台へ近づき極力揺らさぬようそなたの横に滑り込む。
この国のファラオたる者が、自分の寝台へ上がるのに何の遠慮がいるのか!?
と、以前は思っていたが・・・・。
我ながら劇的な変化だなと・・・思う。

そなたの首の下に己の腕をそっと差込み、肩を抱くようにふんわりとそなたを抱く。
私の胸とそなたの背中がくっ付くように抱き締めている・・・・
暫くするとそなたは決まって私のほうを向くようにね寝返りをうつ。
「メンフィス・・・?」そなたの吐息が我が胸にかかり、更にぬくもりが伝わる。
我が名を囁き、私の寝衣を無意識に探り離れぬようにぴったりと寄り添ってくる
そしてまた夢の中へ引き込まれていく。
その仕草がなんと愛しいことか。

そなたの全身から、吐息から感じるぬくもりが
それがどんなに明日への力になっていることか・・・・。
そのぬくもりを守るためならば私は神と戦ってもよいとまでも思う。

何度も我が手からそのぬくもりが失われそうになったとき
何故守れなかったのか?何故手放してしまったのか?
どんなに我が身を責めたことか!!

今、この時我が腕の中に何者にも代え難い愛しい者がいる。
ぬくもりを感じ、喜びも感じつつ・・・我が宝を抱き締めて今夜も眠ろう。



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紫苑あかね

Author:紫苑あかね
恋する人たちの切ない想いを描いています。

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