2017 / 07
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その間、両親は一歩下がったところで私達のやりとりを眺めていた。
父が4人をソファへ案内し、母がそれそれの娘に話しかけた
「ここで立ち話もなんだから、こっちに掛けなさい」
「千晴は着替えてきなさい。美晴はコーヒーを淹れるから準備してちょうだい。」
男性3人はソファへ、姉は着替えに自室へ行き、私と母はキッチンへ。

「お母さん、さっきのことこういうことだったの?もうっ!知らないのは私だけだったなんて~~」
「あらっ?あなただけじゃないわよ、隆臣君だって知らなかったでしょう?
それに美晴は末っ子特有の自由なところあるし・・・
興味の無いことに関しては徹底的に我関せずのところがあるじゃないの。」
「そうなんだけれどね~~~でもお姉ちゃんがヒロさんとね・・・・全然気が付かなかったわ」
「そう?一応事務所には報告しているのよ・・・
ただもっと華やかな話題の方が先行してゴシップ誌にも載らないんじゃないかしら。」
「そんなことないと思うけど・・・」
「あの2人、四六時中一緒にいるような仲でしょ?
それでも気が付かれないようにしているということは
余程細心の注意を払っているんだと思うわ。その辺りはあなた達も見習わないと!」
「お母さん、ご心配なく!その辺りはこの優しい姉が秘訣を伝授差し上げましてよ♪」
「お姉ちゃん・・・・お願いします・・・・」
姉のおどけた発言に女性3人はコーヒーを淹れながらドッと笑った。


その後、リビングで和気藹々とお喋りをして
明日は午前中からレッスンとその後収録があるからと、
隆臣さんとヒロさんは車で帰って行った。
来週は会社へ出勤することを彼に約束して・・・。

昨日の夜、怖い思いをしたのにも関らず
自分の気持ちが穏やかでいられることに少々驚いている自分がいた。
入浴を済ませ自室に行き、就寝の仕度をしていると隆臣さんからメールが届いた。

『美晴、今日は楽しかった。ありがとう。
まだヒロの車の中だけれどこのままマンションに帰るよ。
あまり無理するなよ、何かあればちょっとしたことでも良いから遠慮せずに連絡しろ。
約束だからな。愛している・・・  -隆臣-』

お風呂上りからだいぶ時間が経つのに耳まで赤くなるのがわかった。
その後、しつこくアツシから何度も着信はあったがもう怖いとは思わなくなった。
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紫苑あかね

Author:紫苑あかね
恋する人たちの切ない想いを描いています。

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