2017 / 10
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【フェニックスのリュウ熱愛発覚!?】
『恋の相手は、先ごろ映画主演デビューした女優Aさん、
この恋の行方は!?~情報提供:業界関係者~』

ゴシップ誌にそんな見出しで掲載された。
ここ1ヶ月近く彼には会っていないから・・・・相手は私じゃない。
じゃぁ、誰?誰なの?
『もう限界・・・・でも頑張る・・・』
それが自分自身への応援のつもりで頭も心もぐちゃぐちゃな状態でも
表面上は普通を保って会社と自宅の往復をどうにか続けた。
自宅に帰れば、フェニックスのCDを子守唄に殆ど毎晩枕を濡らし眠った。
「隆臣さん・・・・会いたいよぉ・・・・」そんな言葉も口に出来ないほど
気持ちは落ち込んでいった。


控え室のテーブルを叩き割る勢いで拳で叩いた。
『ガツンッ!!』

「足立さん!!何だよあの雑誌は!?
ガセなのに、出版まで止められなかったんですか?あれじゃ・・・美晴が誤解するっ!」
「美晴ちゃんとは話したのか?」
「いえ・・・っていうか、電話には出てくれないんです。
メールでは『元気』『大丈夫』『コンサート頑張って』の文字は書き込んでいますけど」
「じゃぁ、大丈夫なんじゃないか?それよりお前はコンサートの事を考えていろっ!
両刀は絶対に無理だからな・・・
彼女のとこは、千晴ちゃんやご両親にもフォローしてもらっている。」
「しかし・・・・っくそ!!」
「リュウ!・・・千晴が定期的に電話を掛けているから・・・大丈夫だと思う。」
「ヒロ・・・すまん、だが・・・・」

俺の気持ちは粉々に砕け散りそうなのを、どうにか理性で保っている状態。
確かにあの女優とは2~3度ドラマやバラエティなどの仕事をしたことがあるが、
そんな噂になるほどの仲でもない。
それにその時は2人っきりというシチュエーションはなくて・・・。
業界関係者という情報提供者って一体誰だ!?
ここは美晴のいる東京ではなく・・・地方都市。
コンサートツアーも始まるというのに俺は全てを投げ出してでも美晴の傍にいたいと思った。

「美晴・・・・ごめん、不安にさせて・・・・会いたいっ」
机の上に乗っていた記事の記載されたゴシップ誌を乱暴に手に取り
グシャリと力任せに握り締めた。
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紫苑あかね

Author:紫苑あかね
恋する人たちの切ない想いを描いています。

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