2017 / 05
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朝日が降りそそぐ明るい美晴の病室。アツシに襲われてから早3日目。

「お母さん、美晴の様子は?」
「頭を固いもので殴られているから念のため精密検査したけれど
・・・異常はないみたいよ」
「そうか・・・・まずは安心だね。でもまだ意識が戻らないのか?」
「ええ、外傷は大した事無いらしいのだけれど・・・
メンタル面でそうとうまいっているみたいで・・・」
「やっぱり、例の一件が尾を引いているのか!?」
「それも原因の一つかもしれないけれど、
恐らく彼が傍にいない所為もあるんじゃないかしら」
「そっか・・・でもこればっかりどうしようもないよな」
「そうね、仕方がないわね」
「そういえば、美晴を襲ったヤツだけれど・・・ストーカー紛いのことをしていたらしい。
合コンで知り合った女の子数人に付きまとっていたらしいし、
大手の広告代理店の経営者の後継者なのに残念だよ」
「そう・・・・」
「じゃぁ、俺、事後処理に美晴の会社に行かなくちゃいけないから・・・
あっ!それと・・・美晴はこのまま退職させる?」
「その件は美晴の意識が戻ったら・・・本人に決めさせましょう。じゃぁ、大悟、あと宜しくね」
「わかった、じゃ、行って来ます」


『みはるおばちゃまへ
はやく、あたまのいたいのがなおりますように!
げんきになったらいっしょにあそんでね   みつき・さつき』

姪っ子達からカワイイお見舞いのお手紙を美晴のベッドの近くに貼り付けた母は・・・
「みぃちゃんもさっちゃんも心配しているのよ。
日頃寝不足とはいえ・・・こんなに眠ればもう充分でしょう。
そろそろ目を覚ましてちょうだい。美晴・・・・」
幼い子どもにするように前髪を優しくかき上げながら
母親は、優しい声で意識回復を促すように何度も話しかけた。
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紫苑あかね

Author:紫苑あかね
恋する人たちの切ない想いを描いています。

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