2017 / 05
≪ 2017 / 04 2017 / 06 ≫
Page.

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


Page.128

1時限は現国、2時限は英語、朝から語学三昧な本日の時間割。
こんなにやれば次は体を動かしたくなるもので・・・・。
3~4時限は合同体育、それも9クラス一同でやるからそれは大変!!
まぁ、大変なのは恐らく・・・体育担当の先生かもね~~。
体操着を持って更衣室へ移動中、地面が揺れる感じがした。
「地震?」と思うには弱い揺れだったかな?
隣で笑っている愛ちゃんや他のクラスメートも特に驚いた様子も無い。
まぁ、朝食を少し控えめにしてきたし・・・その時はそう思っていた。

昇降口で運動靴に履き替えて、それぞれのクラスの列に並んでいく。
あたしのいる位置より3~4メートルのところに靴紐を結んでいる雄輝を見かけた。
その隣には彼と同じクラスの女子が雄輝と同じに屈んで何やら話しかけている。

「西君、あのさぁ、今度、あたしと・・・デートしない?」
「なんで、お前とデートしなくちゃなんねぇんだよ!?」
「だってさぁ、あたし、西君のこと大好きなんだもん♪
ファンクラブにも入っていたんだよぉ」
「だからって・・・そんなことできねぇし」
「好きな子いるって知っているけどぉ、あたし、諦めないしぃ、
絶対あたしの方が良いって!」
「・・・・・・」
「ねぇ、お願いだからぁ、1回だけでもぉ、あたしと付き合ったら・・・
あたしの良さがわかるって!!」
隣の女子を振り切るようにさっと立ち上がったとき彼の視界にあたしが入った。
「北山・・・」
「ねぇ、いいでしょう?あたしと付き合ってよ♪」
あたしがいることをわかっていて挑発するような目であたしを睨みながら
彼の腕にしな垂れかかって猫撫で声を出す女子。
恐らく雄輝には声が届いていないくらいの小声で、でも口の形で伝わっていると思う。
「ユウキのばか・・・・」そう言ってあたしはその場から離れた。


クラスごとに並び平静を装っていて
準備運動をしている間も足元はグラグラ揺れている感じ。
でも今日は男女別と混合での騎馬戦のグループ分けがあるから、
参加しないとクラスメートに迷惑が掛かるから頑張らなきゃ!
と、自分自身に気合を入れなおした。

女子の中でも比較的小柄なあたしや愛ちゃんは
無条件で女子のみも混合も騎手のポジション。
『それぞれのはちまきを奪い取る』がルールで
毎年、この競技がリレーに次いで白熱する。
リレーに選抜されなかった生徒にとってはコレが花形競技となる。
あたし自身、コレに唯一の情熱を傾けているわけじゃないけれど・・・・
それでも自分のクラスのために貢献はしたいものね。
混合のグループ分けは背の順や体格に関係するのでこれは後回し。
で、女子のみのグループ分けをしてとり合えず模擬競技をすることとなった。

あたしを上に乗せてくれる女子は、
皆バレー部やバスケ部に所属している女子ばかりで
男子と引けをとらないくらいの長身の子ばかり。
彼女達の手のひらや肩に手足を置き、
スッと立ち上がってもらえばなんて眺めが良いのかしら~~♪


「ヒロちゃん、私たちにグッと体重乗せちゃって大丈夫だからね」
「うん、ありがとう・・・」
「その代わりはちまきは絶対死守するのよ!!」
「OK!OK!任せてよ!!」
「おおっ!!頼もしいね~~~じゃぁ、行くよ!!」

陽射しが徐々に強くなってきている中、各クラスの男子は木陰で休んでいる形で・・・・
ふと斜め右の方に視線を向けたら腕組をしてあたしの方を見る雄輝がいた。
スポンサーサイト


この記事へコメントする
















presented by 地球の名言

紫苑あかね

Author:紫苑あかね
恋する人たちの切ない想いを描いています。

只今ランキング参加中なり。 ポチッとして頂けたら嬉しいです。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。