2017 / 05
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あたしは結局その週いっぱい休むこととなって
放課後、愛ちゃんを始めクラスメートが入れ替わり立ち代り
お見舞いに来てくれた。
愛ちゃん以外の友人は、あたしの家に常に雄輝がいることに
一様に驚きを隠せなくて・・・。
部活が終わってからその足でいつも来ていたから。


土曜日の午前中にはだいぶ体調も良くなり、
雄輝が部活を終えてから家庭教師代わりに15時過ぎに来てくれた。
もうベッドに入っていなくても大丈夫だったので
あたしの部屋に小さなテーブルを置いて苦手な数学を教えてもらうことにした。

「こないだの試験対策のまとめ、ありがとう」
「あぁ、あれな・・・わかったか?」
「うん、だいぶわかりやすかったよ」
「そうか・・・じゃぁ、この問題わかるよな?」
「えっ?マジ?ちょ、ちょっと待ってよ~~~」
「待たないよ、はい、ここやる!」
「うぅ~~~~」
「黙って、手を動かす!」
「もうっ!ユウキのイジワル~~」
「何か言ったか?」
「いいえ、な~~んにもっ!!」

学校を欠席していた分、特に苦手な数学の遅れを取り返すために
部活で疲れた身体をおしてわざわざ来てくれているのに
その恩をすっかり忘れているあたしだった。

「北山は基本はしっかり理解できているんだから
応用を重点的にやれば、きっと成績も上がるんじゃないかな?」
「そうかな?」
「そうだよ、だから頑張って同じ高校に行こうね!」
「やっぱり・・・そっちに話題を持って行く~~!」
「まぁね、それが目下俺の望みだし」
「でも・・・女子校に行ったらそれも叶わないよ?」
「ダメ!北山は俺と同じ高校に行くの!男女共学のね!!」
「『女の園』を体験してみたのに~~~」
「通学路が違ったら、北山に言い寄ってい来る奴等から守れないじゃん」
「そんなことありえないから~~~~」
「そんなことありえるの!北山は可愛いからね・・・」
そういうと雄輝はふいに大きな手であたしの額から頬に掛けて撫でた。

勉強の合間に?それともお喋りの合間に?
どっちが時間的に多いのか!?という感じだったが
2人で楽しく勉強が出来た。
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紫苑あかね

Author:紫苑あかね
恋する人たちの切ない想いを描いています。

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