2017 / 09
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「真凛、ごめんなさいそれと・・・ありがとう。あなたのお陰で幸せになれる。」
「・・・紀ちゃん、高田君おめでとう。」
「山里・・・ごめん・・・ありがとう」
「もうこれ以上、真凛に謝らないで!」
「・・・・雅さん・・・」
「あなた達、いいえ、紀江ちゃん、こうなることをあなたは最初から望んでそれを突き通したのよ。
2人で詫びる気持ちがあるのなら言葉に出さず、あなた達の幸せの下には真凛の犠牲があったと
その十字架を背負ってこれから生きていって。私が言いたいのはこれだけよ・・・」
「雅お姉ちゃん、もういいから・・・」

列席者の席の最後列に来た時、
彼らの姿を見た雅お姉ちゃんが私の気持ちを代弁してくれたようだった。
私が制しなかったら恐らくお姉ちゃんは、溜まっていた気持ちをぶちまけていたと思う。

突き刺すような紀ちゃんの視線から逃れて私は、雅お姉ちゃんの影に隠れようとした。
でもそれは許されず、高田君が紀ちゃんにも聞こえるように一言言った。

「俺、やっぱり・・・以前は山里のことを・・・・これだけはわかって欲しい」
「何を今更っ!御前で懺悔するの?ここで全てを、それぞれの言い訳を聞いてどうなるの?
真凛の気持ちをそれぞれが踏み躙っているのよ!!
私はあなた達が私の大事な妹・真凛にしたことを決して忘れないから」
ほんの1~2分も満たない言葉のやりとりだったが、一世紀も過ぎたような長い時間に思えた。
次の瞬間、振り向いた時には彼らは礼拝堂の外に出ていた。
私は崩れるように座席に座り込んだ。

「真凛、大丈夫?このままお母さんと母屋へ行った方が良いわ、
ほら、お母さんがこっちに来るから連れて行ってもらいなさい。
お母さん、真凛、もう限界みたい。あっちに連れて行ってあげてくれる?」
「そうなの?あぁ、真凛、顔色が悪いわ。すぐ休んだ方が良いわね。歩ける?」
「やよいお母さん、大丈夫・・・これで前に進める・・・」
「わかったから、真凛、母屋へ行きましょうね」

私はやよいお母さんに抱えられるように礼拝堂から出た。
渡り廊下の窓から2人を祝福する歓声が聞こえた。
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【こんにちわ。】
つらいですね、それぞれに。

二人が謝るのは自分を楽にしたいからだと私は思うから、
雅お姉ちゃんが思わずいってしまった気持ちはわかるな。

まだまだ真凛ちゃんにとっては辛い事、続くのかな。
続き、気になりますぅ!
【レスです。。。】
☆緋沙子さん、こんばんは。

ええ、仰るとおりそれぞれが前に進むために
とても辛いですが、いきなり『試練』から始めました。
辛い思いをした分2人には幸せになる努力をするべきですね。

そして・・・真凛ちゃんも自分で立ち上がる力が備わってくるくることを願っています。
<他力本願!?(笑)
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紫苑あかね

Author:紫苑あかね
恋する人たちの切ない想いを描いています。

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