2017 / 05
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紀ちゃんの爆弾発言とも取れる言葉に地面がグラグラと
地震の様に揺れているような錯覚に陥った。
近くにあったソファの背もたれに片手でやっと身体を支えている感じ。
「どうして・・・?」
この言葉だけがやっと口に出来た。
私の様子がおかしいとすぐに判断した雅お姉ちゃんが近づいてきた。

「紀ちゃん、真凛に何を言ったの?」
「もう一度言うわね。私、彼と・・・高田と別れたの。
離婚原因は真凛なのよ!高田はまだ真凛のことが好きで
一緒になったけれど、常に真凛と私を比較していたの。
彼が私と結婚した理由は義父の会社経営に興味があっただけ!
私より『三崎物産』に強い興味を抱いただけなの!!」
「夫婦の離婚原因になんで真凛が絡んでくるのよ!
どこまで紀江は人の気持ちがわからないのよ!
2年前、ううん、それより前からずっと真凛を悩ませ続けてきたのに!!」
「真凛、相変わらずね・・・小山家族に守られて、ぬくぬくと・・・・」
「なんですって?もう一度言ってみなさいよ!!どうして真凛も言い返さないの?」
「雅お姉ちゃん・・・・いいよ、大丈夫だから・・・
紀ちゃん、離婚原因が私にあったなんて・・・ごめんね」
「なんで、真凛が謝るんだよ!!紀江が勝手に逆恨みしているだけだろう!?」
「でも、匡お兄ちゃん・・・」
「ほらね!そうやって血が繋がっていなくても姉弟ヅラして仲良しこよしなのね~~
私だって一時期は一緒に住んでいたのに!そんな風に接してくれなかったじゃないのよ!!」
「紀江、いい加減にしなさい!!」

低い声で紀江を戒める声が聞こえた。
画廊の出入り口にやよいお母さんと啓(ひらく)お父さんが立っていた。
厳密に言えば、小山夫妻と三崎夫妻ともう1人。
恐らくハーフなのだろう長身の男性が立っていた。
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紫苑あかね

Author:紫苑あかね
恋する人たちの切ない想いを描いています。

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