2017 / 09
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こんな岬の突端まで来る大人もいるのかしら?
そう思いながら私は岩場に気を付けながら歩いた。

「こんにちは」
「・・・・・こんにちは、あっ!藤堂さんですか?」
「ええ、個展の時以来ですね?」
「先日は・・・・ありがとうございました。少々お見苦しいところを・・・・」
「いえいえ、あれは・・・・別に気にしていません」
「そうですか・・・・あの、今日は何故ここに?」
「あぁ、ここは昔、よく遊んだ場所なので・・・
懐かしくなって足が向いてしまったんですよ」
「そうなんですか!?・・・実は私もここは小さいときからの遊び場でした。
といってもこの辺りの子は皆そうなんでしょうが・・・・」
「そうですね・・・・」
「では、これで失礼します」
「これから予定があるのですか?・・・
もし少しお時間があればお話をしたいのですが・・・・」
「・・・・特に予定はないのですが・・・・
家の者が心配するといけないので連絡だけはしておきます」
「ええ、いいですよ」
私は岬で藤堂さんに会った旨を実家に来ていた薫お姉ちゃんに伝えた。


立ち話という訳にもいかず、海岸沿いの喫茶店に入った。
ここは雑貨店も併設されていて、私の作品も数点商品として置いて貰っている。
私と藤堂さんが入って行ったら少し驚いた顔のマスター夫妻。
お子さん達は、私と同級生もいるので私が男性と一緒だということに驚いた様子だった。
まぁ、今の今までそういう話は殆どなかった私だから
仕方がないリアクションなんだろうけれど・・・・。
でもそういうところは職業柄心得ていて
私達をあまり目立たない一角へ通してくれた。
お昼時に近いので、私達はそれぞれコーヒーとサンドイッチを頼んだ。
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紫苑あかね

Author:紫苑あかね
恋する人たちの切ない想いを描いています。

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