2017 / 10
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大学に着いたとき既に彼女以外の友人はテンションがMAX状態。
かくいう俺も事前に計画していたことは、頭の中から消えていった。
ただ、彼女と同じ空間にいて、同じものを見ている・・・・と
思っただけで気持ちは浮き立った。

とりあえず、JAZZ演奏をしている講堂へ皆を連れて行き
暫く演奏を聴くことにした。
この大学のJAZZグループはアマチュアだが、この界隈ではなかなか評判が良く
たまにライブハウスなどで演奏する。
俺としては幼い頃から慣れしたしんだジャンルなのでスケジュールが合えば
聴きに行くこともあった。


そんな軽快なサウンドに彼女は心地良さそうに指先でリズムを刻んでいた。
俺は彼女の左側に座していたのだが、彼女が手先を脱力した形で左手を肘掛に掛けていた。
俺は自分の右手で彼女の左手を掬う形で、指先だけ絡ませるように手を繋いだ。
彼女は一瞬驚いた顔をしてチラッと振り向き、手元と俺を交互に見て笑った。
そしてほんの一瞬だったが、絡ませた指をギュッと握り返してきた。
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紫苑あかね

Author:紫苑あかね
恋する人たちの切ない想いを描いています。

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