2017 / 05
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きらきら、きらきら―――――――
  ぴかぴか、ぴかぴか―――――――
    くるくる、くるくる―――――――

光を取り込んで、小さな小さな銀河は綺麗な世界を見せてくれる。
星のカケラは小さくとも・・・・・その中に見える大きな星になる。
悲しいことも、寂しいことも、嫌なことも、忘れさせてくれる。

ほら、お兄ちゃん・・・・
見えるよね?
一度として同じ星には見えないね。

うん、真凛(まりん)・・・・
見えるよ。
一度として同じには見えないね・・・・・
大好きだよ、僕の真凛。

きらきら、きらきら―――――――
  ぴかぴか、ぴかぴか―――――――
    くるくる、くるくる―――――――

お兄ちゃん、あたしも・・・・大好き。


今年の冬はとても寒い。
そのせいかここからの夜景も星が瞬いてよく見える。
彼からの告白、私からの告白から・・・・1ヶ月ほど経った。

工房にいた私を後ろからそっと抱き締めてくれる彼。
「真凛・・・」
「いらしていたの?」
「うん、小山牧師に挨拶してきたよ」
「そう、何て言っていた?」
「承諾してくださったよ」
「そうだったのね・・・嬉しい?」
「ああ、もちろん嬉しいよ、真凛は?」
「ええ、もちろん嬉しいわ」
私の答えを聞き、彼は自分の胸にすっぽりと抱き締めこめかみに何度もキスをしてくれた。


色々な事がありすぎて私は幼い頃の記憶を自分で封印させていた。
それは全て幼いながらも自分自身を保つための一種自己防衛みたいなもので。
でもそれも安心できる『星』をもう一度見つけたから
その封印を自ら解き放つことが出来たのだと思う。

ずっと・・・出逢った時から待ってくれていた彼がいるから。
万華鏡の中でくるくると廻る小さな星は一つとして同じとならないけれど
そこに『星』がある限り・・・傍にいてくれる限り・・・私は生きていける。



           
              -おわり-
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紫苑あかね

Author:紫苑あかね
恋する人たちの切ない想いを描いています。

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