2017 / 10
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※こちらのお話は一部に多少大人的表現をしています。苦手な方、嫌悪される方、18歳未満の方はご遠慮下さい。




通勤の帰宅ラッシュで駅前はごった返ししている。
なるべく人込みを避け、改札口へはエレベーターを利用し始めて早1ヶ月。
大きな駅ターミナルとなっている改札口も人、人、人・・・。
駅ビルの地下で買い物をしたかったが、
仕事の疲れもありバスに乗って自宅近くのスーパーに寄ることにした。
バスはちょうど行ってしまったばかりのようで並んでいる人あまりいなかった。
独り言で「今夜は座れそうね」と呟き、サラリーマン風の男性の後ろに並んだ。
始発なので程なくして空のバスがロータリーに滑り込んできた。
料金後払いなのでバスカードをリーダーに通し、出口近くの座席に座りホッと一息を吐く。

ロータリーには何台ものバスが停留所にて乗客を乗せ、
タクシーは十数台停車し客待ちをしている。
また家族を迎いに来ているのだろうか・・・・。
乗用車も数台エンジンをつけたまま排気口から白煙を出しながら停車している。
夕闇が広がっているせいか、駅ビルや周りのビルのネオンが眩しく感じる。

そんなことを思いながら座っていたらバスが発車時刻となり運転手の声が聞こえた。
この路線にはあまり珍しくないが女性の運転手さん。
とても運転が上手で急発進や急停車をせず、声掛けもとても柔らかな口調でとても感じが良い。
1年ほど前に今の家に引っ越してきたが、この街を気に入ったうちの一つがこのことだ。
バスは駅ビルから繁華街を抜け、住宅地の大通りを安全運転で走った。
始発から6個目の停留所で降り、目の前のスーパーへ入った。

時間も時間だけに一人暮らしの人であろうかお惣菜コーナーに数人いたのを
横目で見ながら真っすぐ生鮮食品売り場へ足を向ける。
ここのところの体調を考えて量り売りをしてくれるお肉屋さんは避け、
パック売りされている肉を数点カゴに入れた。
お魚も同様にパック売りを1個。
野菜売り場で水菜を1束、長ネギを1束カゴへ入れた。
シリアルを1箱、プレーンヨーグルトをカゴに入れてレジへ向かった。
中身を確認して週末は、鍋にしようかなという考えがふと頭に浮かんだがそれもきっと・・・
「でもきっと計画倒れね・・・」と口の中で呟いた。
その口調がとても残念そうに自分自身聞こえ苦笑いしてしまった。

レジで会計を済ませ、エコバッグに商品を入れて肩から提げた。
本当は牛乳やペットボトル飲料も買いたかったが、
それは今週末来れたらその時にしようと思った。
スーパーから自宅までの道のりは5分ほど。
程なくして自宅のマンション前に到着した。
ふと顔を上げ、自分の部屋の灯りを確認した。
「電気が点いているはずないのにね・・・」と独り言を言い、
マンションのエントランスに入りオートロックの鍵を開けた。
エレベーターで自宅階へ上がり、自宅玄関の鍵を開ける。

戸建感覚のイメージがコンセプトで1軒ごと可愛いらしい門扉が付いている。
門扉横に置いてある植木が風で煽られたのか少し土をこぼして倒れている。
荷物を内玄関に入れ、植木を直した。
今夜は寒いが日中ほどの風は吹かないだろうが、
また倒れてしまっても可哀相なのでシューズボックスの棚へ置いた。
内玄関のフットライトが自然に点き、長い廊下をぼわっと仄かな明るさにしてくれる。
リビングに入ってすぐ床暖房のスイッチを入れ、エコバッグはキッチンへ置いた。
仕事に持って行ったトートバッグはリビングの隅に置き、
着ていたコートはリビングの隣の寝室のクローゼットの中にしまった。
エコバックの中身を片付けと食事の準備に取り掛かるためにキッチンへ入り、
それと同時に給湯のスイッチを入れ入浴の準備もした。


今夜のメニューはロールキャベツとパン、ポテトサラダも作った。
自分の体調でご飯を炊けないのが残念である。
ダイニングテーブルでは足が冷えてしまいあとで辛くなってしまうので
今夜も32インチテレビの前に置いてあるコタツで食事をすることにした。
クッション代わりに座椅子を部屋の隅から引っ張ってきてテレビの前に陣取る。
一人での食事は侘しいのでテレビ番組相手にさっさと済ませることにした。
食事も終わり、食器を片付けて明朝の準備をし入浴した。
入浴後、昨夜観れなかったドラマを録画を観ながら持ち帰り残業をやった。
ドラマの展開のイイところで『つづく・・・』の文字。
主人公の男性が切なげに笑っている顔を暫く見ていた。
そして少し溜息を吐き、録画している分をHDDからすぐに消した。
ふと見上げた壁掛け時計が23時を少し回ったところでテレビのスイッチも切り
コタツの電源も切った。

立ち上がったときトートバッグの中身が見え、手帳に挟んである『それ』を取り出した。
手帳を広げて『それ』を前にして再び座椅子に座り込んだ。
不安が全身に広がるのを押さえ込むようにして所謂体育座りをした。
涙が溢れてきた。
どうする?どうしたい?この言葉が全身を不安と共に駆け巡った。
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【こんにちわ。】
ああ、始まるんですね。
何かが始まるという期待、いっぱいで読みました。
「それ」は私が思ったものと同じかな。
それも含めて、楽しみに読ませていただきますね。
わくわく♪
【こんにちは!】
今回はどんな展開になるのでしょうか・・・、
すっごく楽しみです。
「それ」も気になるぅ、
緋沙子さんはわかってらっしゃるご様子。
わたしは全然、想像すらできません。(泣
あっ、18歳未満の方はご遠慮下さいって書いてあるわ、
もう読めないわぁ、わたし。(←今年もアホですいません。笑

こちらこそ、宜しくお願い致します。^^
【レスです。。。】
やっと連載できるよう時間が取れました。
いや、今だけかも…!?
ぼちぼちやっていきますので宜しくお願いします。

☆緋沙子さん、こんばんわ。
仰るとおり始まります(笑)
期待通りに添えるよう頑張りますね。

>「それ」は私が思ったものと同じかな

おおっ!読みが深いですね。。。
なんの捻りも無い!って言われないようにします~~(大汗)
暫くお付き合いくださいね。


☆きゅうぞうさん、こんばんわ。
敢えて単語を書かず『それ』としてしまい、
きゅうぞうさんの想像に今はお任せいたします。
ええっ!?年齢制限に引っ掛りますか?
それは恐らく私も含めて精神年齢ですわ~~。
なので、ご心配なく~~vv

こちらのお話もお付き合いくださいね。
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presented by 地球の名言

紫苑あかね

Author:紫苑あかね
恋する人たちの切ない想いを描いています。

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