2017 / 11
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「一路!痛いってばっ!」

私が掴まれた手を振りほどこうと腕に力を入れようとしたが、
反対に彼に腕をぐいと引っ張られて
気が付けば一路の胸の中に抱きこまれる形となっていた。
彼の動悸が「ドクドク」しているのが自身の身体で感じた。

「一路・・・?」
「・・・・・・」
「黙っていないでよ、どうしたの?」
「・・・・だ、誰だよ・・・?」
「えっ?誰って・・・?」
「サークルの部長と・・・その・・・」
「そんなの・・・フツーに接しているだけよ?」
「でもさ・・・」
「私には一路だけなのに・・・信じていないの?」
「そんなことないけどっ!」

長身の彼と視線を合わせるために私が頭を仰け反るように見上げているのに
一路は視線を逸らそうとした。
いまだ彼に掴まれている腕を今度こそ振りほどき、
彼の首の後ろに両手を回し自分のほうに彼の顔を近づけさせた。
唇が触れるか触れないかのところで「あなただけしか見えない」と囁き、
そのまま唇を寄せた。
静かに瞼を閉じ、お互いの吐息が漏れても尚もそれを続けた。



暫くして樫の木の傍の猫足のおしゃれなベンチに移動した。
お互いの手を繋いだまま・・・。

「一路、ここを知っているの?なんか詳しいような・・・?」
「そうか?俺、ここ好きなんだよね、ここから見る特に研究棟がなんか好きなんだ」
「やっぱり、ここを知っているんだ」
「まぁね、小さいときから来ているから・・・かな」
「小さいときから?」
「うん、お袋と親父が離婚する前はよくここに来ていたから」
「そうなんだ・・・」
「親父、ここの医学部卒で俺がガキの頃はまだ大学院にいたんじゃないかな
あの人たちは、確か学生結婚だったらしいから・・・。
その頃には、お袋はもう看護師として働いていたし」
「そう・・・それで・・・」

一路が引越ししてくる前のことはあまり聞いていなかったから
こんな話を彼から聞くのは初めてに近かった。
両親の離婚によって少なからず幼い彼の心は傷ついたと思う。
その昔の古傷の部分を敢えて自分にさらけ出してくれる彼に尚いっそう
愛しさがこみ上げてくるのだった。
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【ご無沙汰していました。】
こんばんは。
何度か、ここへ訪問させていたのですが、
更新がないので(お忙しいとは聞いていましたが)
少し、不安だったんです、よかったですぅ。^^

もう一度、読み直させていただいていますよ。
二人は、どうなるのでしょうか。。。
楽しみにさせていただきますね。
【No title】
少し動き始めました?
さすがに8月は忙しすぎましたねぇ。
更新が出来ないのは仕方がないなぁと月が替わるのをまってました。
ゆっくりペースでもついていきますからね♪

一路の一途過ぎる思いも楽しませてもらってます。
ああ、若いってええなぁ・・・。
【レスです。。。】
きゅうぞうさん、こんばんは。

久しぶりの更新にもお越しいただきありがとうございます。
PCが昇天!私の社会復帰@パート勤め!!怒涛のお子達の夏休み!!!
と、トリプルパンチな時期と重なってしまって。。。
もう『書きたーーーーーい!!』という衝動に駆られていましたわ。


>もう一度、読み直させていただいていますよ。
二人は、どうなるのでしょうか。。。

ええ、どうぞ読み返し大歓迎です♪
言葉の言い回しがおかいしいぞ!?というときはどうぞ遠慮なく仰ってくださいね。

そしてこの2人どうなるのでしょうか・・・!?
もっと先まで書きたいキャラです。
のろのろ更新ですが、今後もよろしくお願いします。
【レスです。。。】
緋沙子さん、こんばんは。

やっと動きました。。。っていうか私がやっとこっちに掛かれる時間が少しでも取れるようになりました。
寛大なお心でお待ちくださりありがとうございます。


>一路の一途過ぎる思いも楽しませてもらってます。

そうなんですよ!若さゆえにっ!!(鼻息@ふがー)
暴走気味をどこまで凪子姉さんが制御できるか!?(爆)
そんなに激しくないですが・・・きっと年下の彼氏ってこんな面もあるのかな~と楽しんでいます。

今後ものろのろ・・・更新ですがよろしくお願いします。

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紫苑あかね

Author:紫苑あかね
恋する人たちの切ない想いを描いています。

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