2017 / 11
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気が付けば、彼女の両手を握り向かい合うように立っていた。
彼女にだけ告白させるわけにはいかない。
俺も・・・・話さなければ!
しかし、あまりに嬉しすぎる告白と
先ほどからの落ち込みから浮上していない部分もあり
喉の奥がはり付いてしまったかのように、声が、言葉が出なくなってしまった。
周りの喧騒も聞こえなくなり、時が止まってしまったような感覚に陥った。

怪訝な面持ちで見上げている彼女。
それを半ば呆然とした面持ちで見つめている俺。
だが、お互いにしっかり握られた両手から言葉にしなくても想いが伝わった。

そうしてやっと・・・・
花が咲くように微笑んだ。
その瞳は、潤んだままだったが・・・・。
その中に俺自身を確認して更に彼女の手を強く握り返した。


その途端、学内の喧騒さが耳に入ってきた。
そして俺も彼女に微笑み返した。
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紫苑あかね

Author:紫苑あかね
恋する人たちの切ない想いを描いています。

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