2017 / 04
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アルコールの海を漂っているような・・・そんな感覚。
昨夜無茶な飲み方をしたのが祟ったのか。
いや、こんな風になったのはここ最近のことではない。

この部屋が真東に向いているのは昨夜のうちはわからなかった。
しかし今はまともに己の身体全体を照らしている。
否応なしに己を覚醒させる。

見慣れない天井・・・。
・・・・・・・・違うな。
豪奢な寝台に付いている天蓋だと認識できるまでそう時間は掛からなかった。
自分の身体に纏わり付く金髪を払いのけて上半身だけ起こす。
急に起き上がったためか軽く眩暈がする。
左隣にいまだ惰眠を貪っている者を冷たい目で見下ろす。
そのうち気配感じてその者も覚醒する。

「おはよ・・・目が覚めたの?」
「ああ・・・」
「昨日はそうとう酔っていたけれど・・・覚えている?」
「・・・・・」
「素晴らしかったわ~あんなに情熱的で~」
「黙れっ!」
「どうしたの?マオ?」

名前の記憶も無い女の戯言を聞くに堪えなくなり大声で言葉を遮った。
それでも縋るように媚びるように裸身のまま俺に抱きついてくる。
いまだ掛け布の中にある己自身に手を這わせてくる。
自分の気持ちとは関係なく生理現象は正直であった。
女の身体を組み敷き殆ど記憶はなくとも、
昨夜もきっとそんな行為をしたのであろうか・・・。

真上から日本人らしからぬ金髪の髪の毛を強く引っ張りながら
無理やりに焼いた小麦色の首筋に噛み付くように唇を這わせた。
女はなんの抵抗も無く、むしろ自ら率先して足を大きく開き
もう既に泉から溢れ出いるところへ俺の手を導き愛撫を催促している。

朝日に恥らい無く晒させているふたつの頂に
首筋と同様にいたぶるように執拗に攻めた。
その間、片方の手は女の泉のほとりにある
欲望の粒を攻め立てることをやめなかった。

おもむろの女をうつ伏せにし四つん這いにした。
そして自分の怒張した己自身を一気にその泉に埋めた。
まるで獣が交わっているかのような格好だ。
グチュグチュとぬかるんだ水音をさせ、
メスの匂いが部屋に充満し始めた。

女が狂ってしまったのではないか・・・?
と、思うくらい獣のような声を発する中
俺はただ無言で心のやるせない想いを振り払うように
ただ女が果てるのを待つように
激しく腰を打ちつけた。

それから己自身は決して女の中では果てることはなく寸前のところで
抜き去り女の背中に自身を放った。
そして無言のまま、
いまだ荒い息を上げて身体ががくがくと痙攣している女を放ったまま
掛け布すらかぶせることもせずに、俺はシャワーを浴びに浴室に入った。

たった今自分の行為を洗い流すためには唯一の方法としか思えないほど
熱い湯を頭から浴び続けた。
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紫苑あかね

Author:紫苑あかね
恋する人たちの切ない想いを描いています。

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