2017 / 11
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機上の人となっても腕に彼女のぬくもりが残っているようだった。
そして唇にも彼女の涙の味が・・・・。
元々芯はしっかりしている彼女が、今にも消え入りそうな雰囲気を纏いながら
泣き笑いの様な表情で、自分のトートバッグから俺の両手に納まる位の箱を出した。
「飛行機に乗ったら開けてね」


彼女からのプレゼントがあったのを思い出した。
濃紺の立方体の箱を開けてみれば・・・・
ピンクの封筒とフエルト生地で作られた小さな人形が入っていた。
その人形は黒髪の女の子とライトブラウンの髪で青い目の男の子が手を繋いでいるものだった。
帰国が決まってから、学校やデートの合間を縫って作ってくれたのだろう。
人形それぞれ、俺達の特徴を捉えている。
特に彼女の方は可愛らしいものだった。
そして人形を片手にピンクの封筒を開けた。
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紫苑あかね

Author:紫苑あかね
恋する人たちの切ない想いを描いています。

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