2017 / 05
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『この手紙を読んでいる頃は・・・もう太平洋上空かしら?
今まで心から好きになった人はいなかったの。
家族も・・・本当の家族ではなかったし
友人もいつかきっと私から離れていくと思っていた。
でもあなたと回り逢って・・・・
あなたを徐々に好きになってもう独りじゃないと感じていたの。
独りでいた頃はそれが寂しいと感じたことは無かった。
でもあなたという人を好きになって独りが怖くなったの。
あなたのお家の方が落ち着いたら必ず戻ってくると仰ってくれた言葉を信じて・・・・
私は待っています。独りでも寂しくないです。
だって私のいる処の空はあなたのいる処に繋がっているから。
あなたを愛しています。心から・・・・・』


彼女の手紙に雫が落ちた。
ようやく俺は自分が泣いていることを自覚した。
その夜、俺は彼女の作った人形と手紙を彼女を抱いているが如く胸に抱き
必ず彼女に再会することを心に誓いながら機内のシートで眠った。
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紫苑あかね

Author:紫苑あかね
恋する人たちの切ない想いを描いています。

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