2017 / 05
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またこの国に戻ることが出来て心底喜んでいる。
しかし、事業の現地での準備や
また新たなる取引先との事業展開に仕事に忙殺される毎日だった。
彼女を探すことは引き続き行っていたが・・・・正直思うように動けなかった。


そんな毎日が4ヶ月ほど続いたある日。
オフィスに併設されているカフェで同僚達と食事をしようとテーブルについた時
「カフェ・オ・レとこっちの甘いペストリーで良いの?
それだけで足りるの?お腹空いちゃうよ・・・・」
高い声でそんな言葉が聞こえた。

『ドクンッ!!』

俺の心臓が跳ね上がったように感じた。
かつて俺が彼女に同じようなことを言った覚えがある。
条件反射だが、右手の薬指に嵌めている指輪を親指で触った。
こうすることでいつも切なくなる気持ちを抑えてきたからだ。
あの時、学園祭で俺が彼女に聞いたんだ。
そして彼女の花が咲いたような笑顔を思い出した。
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紫苑あかね

Author:紫苑あかね
恋する人たちの切ない想いを描いています。

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