2017 / 11
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「こんなに苦労したなんて・・・・知らなかった。
こんなに待たせてしまって・・・・ごめん。
お義父さんへの返済は俺が・・・・」
そう話したら少し顔を上げた彼女がゆっくり首を横に振った。

返済は必ず自分だけの力でやらなくてはいけないこと。
『苦労』も『待ったこと』も大した事はないと。
それよりも希望を失わずにいられたこと、そしてまた再びめぐり逢えたこと
自分を見つけてくれたことについて喜んでいると・・・・。
そう言いながら、俺が一番好きな笑顔を浮かべた。


出会ってから今日まで心が強くなったという。
俺に相応しい女性になれるよう努力を惜しまなかった。
彼女はもう家族と呼べる人間は自分の傍にはいない、
でも俺だけいれば、いやずっと俺の傍にいさせて欲しいと
目を真っすぐに見て言った。
それを肯定するように俺は、彼女の顎に手を添え上向かせ
「約束する、死が俺たちを別つまで・・・いやそれでも傍にいる・・・・愛している」
これまでの想いのたけを込めて口付けた。
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紫苑あかね

Author:紫苑あかね
恋する人たちの切ない想いを描いています。

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