2017 / 05
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「俺の初恋が成就するには北山の協力が必要だ。
ずっと傍にいたいから・・・良いよね?」
優しい眼差しで静かに話す雄輝。
あたしも頷いた。
来年は高校受験だからこっちも一緒に頑張ろうと、お互い微笑みながら話した。
先ずはあたしのこの怪我を治すこと。
それから文化祭に向けてまたフルートの練習を頑張ること。
雄輝も陸上の県大会で高得点の成績が取れるよう練習に励むこと。
あたしの苦手な科目も雄輝が教えてくれるって。
出来れば同じ高校に入りたいね・・・・って。
そんな話しをしていた。


でも・・・・ちょっと待てよ?
あたしは愛ちゃんと同じ高校にいくつもりだけど・・・・。
出来れば県立高校を狙うつもりなんですけれど~~~~。
雄輝に合わせたら・・・・絶対に無理!
県立高校のトップクラスの進学校か有名私立大付属高校に行くつもりでしょ?
それも将来は父親の病院を継ぐつもりでいるのなら、当然大学は『医学部』でしょ?
雄輝は雄輝で「北山も医学部行かれるといいな~」とか
「看護学科でもOKだな」なんて一人盛り上がっているし・・・・。

前言撤回!
同じ高校は無理ですって!!不可能だよ~~私の細かい成績知らないでしょう?
それに進路指導の先生に仮に相談しても・・・先生も迷わず「北山、無理するな!」と言うはず。
「だからね~~~雄輝、無理だよ・・・・同じ高校は・・・・」
「成績もっと上げれば大丈夫だよ、北山なら絶対出来る!だから一緒に頑張ろうな!
違う高校に行って、こんなカワイイ北山を誰かに取られるような事があったら・・・俺・・・・」
「その・・・心配はないと思いますが~~」
「いや!大いに心配だよ、だからね?北山、頑張ろうよ♪」
蕩けるような笑顔で言われて・・・・あたしは条件反射で肯定形の返事をしてしまった。

先が思いやられるよ~~~~最悪じゃ・・・・・。
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紫苑あかね

Author:紫苑あかね
恋する人たちの切ない想いを描いています。

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