2017 / 05
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Page.76

表面的には普通に過ごしてヒロちゃんの恋のお手伝いをしているようなことをしていたけれど
・・・・・・バチが当たったんだ。

大親友って言ってくれているヒロちゃんは怪我をした。
オケ部の先輩がヒロちゃんのフルートのケース蓋に当たってしまい、
それが勢いよく閉まりケースの蓋に手を掛けていた
蓋の金具がヒロちゃんの左手の指に直撃してしまった。
驚いた先輩がヒロちゃんを保健室に連れて行った。
あの怪我の状態じゃ恐らく今日は部活どころじゃないから、
とりあえず部活の顧問の先生に報告してヒロちゃんの荷物を持って保健室へ行った。
養護の先生に応急手当をしてもらっているヒロちゃんはいつもの元気はなくて・・・・。
今までの自分の嫌な態度の罪滅ぼしのようにヒロちゃんの世話を焼いた。
ヒロちゃんは「愛ちゃん、ありがとう」と泣きそうな声で言った。
私もその声に心の中で「ごめんね、ヒロちゃん」と言い泣きそうになった。

保健室で帰り支度をしていたら、突然血相変えて西君が入ってきた。
さっき私がオケ部の顧問に話した後、
すぐさまクラス担任である陸上部の顧問へ報告となって
それを傍で聞いていた西君がすっ飛んできたという。
西君はヒロちゃんの手を取り、心配そうな口調で話している。
それを見た私は、西君の好きな子はヒロちゃんだと確信した。
それならばこの場は彼に任せたら良いと思い、
ヒロちゃんに病院へ連れて行ってもらえるように助言して
オマケにガッツポーズまで作って見せた。


保健室から出た私は音楽室へ行こうと階段を上ろうとした時、
恐らく西君を追いかけてきたのだろうか・・・・・?
東野先輩に階段横の昇降口で会った。
「北山さんが怪我をしたって聞いて・・・大丈夫なのかな?」
「えっ!?あっ、ハイ・・・・今応急手当して、これから西君が病院へ付いて行ってくれます」
「そっか・・・驚いたよ。
オケ部の顧問とウチの顧問が話しているのが聞こえてきた途端
アイツ・・・弾丸の如く校舎へ走っていったから
でも、心配だね・・・フルート担当だったよね?暫く吹けないね・・・」
「先輩・・・」
私はそれしか言えなかった。

きっと先輩はヒロちゃんのことも心配で西君を追いかけてきたのだろう。
でも彼に先を越されてここで追いかけるのをやめたのかもしれない。
そう思ったら、ヒロちゃんのことも含めて色々なことを
一人悩み続けていた事が溢れるように涙がはらはらと零れ落ちた。
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【つらいね。】
こんにちは~♪
片思いって、すっごく辛いけれど、
後から考えると、その時が一番、幸せなのかも。
愛ちゃんの気持ちを考えると、
先輩がヒロちゃんのことを、
ただ心配して来てくれたのであればいいと願っています。
これからどうなるのかな?
【辛そうです・・・】
☆きゅうぞうさん、こんにちは。
片思いは伝わっていない分、そこは辛いです。
でも理想を想い描くことは出来まよね?
さて・・・先輩は何故部活を抜け出してきてまで
そこにいるのでしょう。。。

もう暫くお付き合いくださいねvv
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紫苑あかね

Author:紫苑あかね
恋する人たちの切ない想いを描いています。

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