2017 / 11
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あれから・・・・ヒロちゃんの怪我も完治して、こうしてまた一緒に部活で練習するようになった。
陸上部の方はほぼ毎日あるみたいで、西君とヒロちゃんは待ち合わせして登校しているみたい。
私は途中で会えれば校門まで、それぐらいしか会えない程度。
東野先輩のファンクラブは未だ健在みたいで・・・・
こないだは校門から校舎までの道のりだけで、ファンクラブのお姉さま方に睨まれて
その上、腕を摑まれて突き飛ばされそうになった。
「アンタ、後輩のくせに東野君の傍に寄らないでよっ!」
「やめろよっ!!」
ファンクラブの子と思しき3年生の女子の腕を掴んで私の腕から振りほどいた。
長身の先輩が私を庇うと私は、女子達から見えなくなってしまう。
「東野君、どうして?こんなコ相手にしないでよ!」
「余計なことだよ!俺が彼女と一緒にいたいんだから、そんなことは俺が決める!」
「そんな・・・・」
「愛子ちゃん、行こう」
「あの・・・でも・・・・いいんですか?」
「俺がいいって言ってるんだから、いいんだよ。これから先、彼女に何かしたら俺が許さないからな!」
私には決して見せない鋭い目つきで彼女達を睨み返した。


そんなこともあったり・・・・
夏休みも残すところ後10日余り。
オケ部の練習はお盆休み期間以外は月水金に必ず練習があった。
私は近々・・・というか明日自分のヴァイオリンの発表会があったりする。
我ながら部活と塾の夏期講習とヴァイオリンのレッスンとよくやったと思う。
でも、ちょっぴりナーバスになっているところもあって
今日は特に顧問に目を付けられるほど間違えてばかりなり~~。

12時過ぎ昼食のために暫し休憩をとる。
楽器がある音楽室ではお弁当を広げることが出来ないので、それぞれ自分達のクラスで昼食をとる。
私達のクラスは2人だけだった。
お弁当を食べ終わる頃、ヒロちゃんが深呼吸の真似をするように両手を大きく広げた。
「愛ちゃん、リラ~~~ックス♪リラックス♪明日の土曜日の発表会は
市民会館の『大ホール』だったよね?雄輝と観に行くね♪」
「うん、西君と一緒に?仲が良いね~~!でもヒロちゃん『大』ホールと強調しないで~~~」
「えぇ!?だっていつも冷静沈着な愛ちゃんがそんなに緊張しているの?」
「全然、レーセーキンチャクじゃないよ~~~」
「あっはははっ、愛ちゃん何それ?『冷たい巾着』でも持っているの?」
「私、今何て言った???」
「『レーセーキンチャク』って言ったよ。愛ちゃん動揺しすぎ~~~
ハイハイ!貴女をこんなに動揺させる原因は何?白状して楽になっちゃいなさいよ~~」
「ヒロちゃん・・・・私で遊んでる?」
「うん!いつかの仕返し♪」
「うううっ・・・・・」
「いつもあたしがやり込められちゃうからなんだか嬉しい!!」
「ヒロちゃんってば~~」

そんなやりとりをしてるところへ西君と東野先輩が教室へ入って来た。
私達が座っている机の前の椅子にそれぞれ座った。
「楽しそうだな」
「あっ!雄輝!!お昼は?東野先輩こんにちは」
「あぁ、もう食った、北山は?おっ!おばさん特製のフルーツ寒天あるな~~食ってイイか?」
「いいよ・・・お母さんがご丁寧に沢山保冷剤入れて持たせるから重くって!」
「先輩も如何ですか?美味いですよ」
「サンキュー!本当だ!美味いな!!っていうか懐かしい味だな」
「フルーツの缶詰を寒天で固まらせただけなんですけれど・・・・愛ちゃんも召し上がれ♪」
「あっ・・・う、う・・・ん、ありがとう」
ヒロちゃんが拳半分くらいの大きさのラップで包んだコロンとしたフルーツ寒天を手の上に乗せた。
先輩が愛ちゃんのお弁当のデザートを「美味い!」と頬張っているだけで・・・・
私の気持ちは何故か沈んでいく・・・・・。
そして愛ちゃんに対してまた嫉妬みたいな気持ちも湧き上がってきたりして。
・・・・・ダメだ。こんな私。
明日発表会も控えているのにもっとモチベーションを上げなくちゃいけないのに。
お弁当箱の蓋の上に寒天を置き、私は俯いてしまった。
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【こんにちは~♪】
おいおい、愛ちゃんてば・・・
告白されたのに、まだヒロちゃんに焼きもちですか?
女の子って複雑なのよね。
それよりも、明日のヴァイオリンの発表会ガンバって。
東野先輩も観に行くかもよ。(あっ、尚のことあがっちゃう?笑
【意外にヤキモチ!?】
☆きゅうぞうさん、おはようございます。
愛ちゃんは意外と・・・ヤキモチ焼きです。
ヒロちゃんが天然系なので、そのバランスを考えています。
<親友って真反対な性格が多いので

明日のヴァイオリン発表会で。。。(笑)
愛ちゃん頑張ると思います!
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紫苑あかね

Author:紫苑あかね
恋する人たちの切ない想いを描いています。

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