2017 / 07
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明けて今日は発表会。
昨日の午後の部活は結局早退する形で、お弁当を食べた後帰宅した。
今日のことは顧問の先生にも話をしていたので、
あれこれ聞かれずにすんなりと下校することが出来た。
午後少し回ってから帰宅したので、母親は少々驚いていた。
それでも発表会の前日ということもあって、特に母からも色々聞かれることはなかった。
夕方まで母にピアノ伴奏を付き合ってもらい仕上げの練習をした。
曲目はリスト作曲『愛の夢』、母が大好きな曲で確か携帯電話の着信もコレだったような・・・・。

夕方、ヒロちゃんから激励の電話を貰った。
「緊張は充分にほぐれたようだね~~」と意味深発言をしていて・・・
結局、私は最大の緊張の原因とその他諸々のことを白状してしまった。
「やっぱりね~~~あれから雄輝とも話していたんだよ、絶対に愛ちゃんは東野先輩が好きだってね」
「ヒロちゃん、気が付いていたの?いつから?」
「えっとぉ・・・・あたしと陸上部の見学によく行くようになってからかな~~?」
「・・・・・・・・・」
「確信したのは、あたしが怪我した後から位からかな~~」
「・・・・ヒロちゃん達、す、鋭い・・・・デス」
「お褒めに預かり光栄です♪」
「でも・・・良かったね。両思いになって!!先輩も想い続けて何年!?だったんだもんね~~」
「そ、そ、そんなことまで知っているの??」
「ええ、こちらには『西雄輝』という優秀な諜報員を抱えていますから~~~」
「完敗です・・・・」
「やった~~~!!!」
その言葉にお互い弾けるように笑った。
ヒロちゃんのお陰で発表会前日の緊張がかなり和らいだ。


そして・・・・演奏は我ながらかなり上手に出来たと思う。
程よい緊張感の中、彼を・・・彰典先輩を想いながら演奏した。
弾き終わった時今までに無い充足感に満たされた。

控え室に色とりどりのバラの花束を持って彰典先輩と
可愛い花かごを持ってヒロちゃんと西君が来てくれた。
「愛ちゃ~~~ん!!あたし感動しちゃって~~~涙が止まらなかったの~~~」
「ヒロちゃんったら~~大袈裟な~~~!!」
「ううん、繊細な音色が心に響いてね~~~愛ちゃん、素敵な演奏を聴かせてくれてありがとうね
そして発表会おめでとう」
私は3人からそれぞれ賞賛の言葉とお花を貰った。
ヒロちゃんの瞳にはまだ感動の名残が煌いていた。
私達のやりとりを彰典先輩と西君は一歩引いたところで、お互い笑いながら眺めていた。
「愛ちゃん、これでもう帰れるの?」
「ううん、これから両親と先生にご挨拶してから着替えてからかな~~~?」
「そっか・・・・じゃぁ、もう少し掛かるね・・・・」
「じゃぁ、俺らは先に帰るよ」
「今日は忙しい中、来て貰ってありがとう。先輩も・・・・ありがとうございます」
ヒロちゃん、西君、彰典先輩の順でドアに向かった。

「ロビーで待っているから・・・・」通り過ぎる一瞬耳元で彼が小声で耳打ちした。
私にだけ聞こえるくらいの小さな声で、少し掠れているようにも聞こえた。
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【こんにちわ。】
「ロビーで待っているから・・・・」通り過ぎる一瞬耳元で彼が小声で耳打ちした。

も、私だけかな。ドッキドキなんですけど!
前回もその前も今回も、話が進むたびにほっこりと
楽しませてもらってます。
次回も待ってます♪。
【ありがとうございます】
☆緋沙子さん、こんにちは。

>話が進むたびにほっこりと
楽しませてもらってます。

『初恋』が軸となっていますので
ほわ~んとしたふわふわな恋心が
伝わって良かったです。

実は・・・・私。。。
中学・高校・大学全て女子校だったために
こんな痺れちゃう!?(笑)言葉は
10代の頃は言われていませんの。
なので、私の願望?が濃縮されてしましました。
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紫苑あかね

Author:紫苑あかね
恋する人たちの切ない想いを描いています。

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