2017 / 09
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隣に座っているアツシには悪いけれど、
彼の話をなんとなく・・・な気持ちで聞いていた。
専ら話を聞く方側に徹して、暫しアツシを観察した。

趣味は、アウトドア中心。
特に冬はスキーやスノボが好きで、前カノとはスキー場で知り合ったとか。
その彼女とは1年前に別れたらしく、今はフリーだそうだ。
一見イケメン系で本人もそれをかなり意識しているように私には感じられた。
第一印象・・・・
やっぱり軽い人だな、自意識過剰というか・・・・
私には最も苦手なタイプだな・・・・という印象を受けた。


「ちょっと・・・失礼します」
アツシの傍にいるのがしんどくなって私は、化粧室に立った。
それと同時にバッグの中のケータイが鳴った。
化粧室でオフィスで未だ残業している渡辺チーフからのメールだった。


「礼子先輩、すみません・・・・
渡辺チーフから戻ってくるように催促メール来ちゃいました」
「イイわよ~美晴、フェニックスの件でしょう?
ここはイイから戻りなさいね」
「はい・・・少し仕事が残っているので」
「それに・・・・剛クン、えっとぉ
渡辺チーフがブッちぎれても嫌だしね」
「ええ、ブッちぎれるんですか?」
「そうよ~~!!手に負えないくらいね!」
「すみません、これで失礼します」

茶目っ気たっぷりの表情で話す礼子先輩や
他に人達に軽く会釈してその場から離れた。

礼子先輩、相変わらずだな~。
渡辺チーフとは付かず離れずの良い関係でお付き合いしているのね。
私にもそんな人が見つかるかな・・・と思いながら足早にオフィスに戻った。
その後ろからアツシが付いてきているとは知らずに。
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紫苑あかね

Author:紫苑あかね
恋する人たちの切ない想いを描いています。

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